2018年6月12日〜8月2日(52日間)
日本→フランス→ポルトガル→ロシア→イスラエル→モロッコ→スペイン→日本
マラケシュからサハラ砂漠を目指して、3日間のツアーに参加。
最初の立ち寄り地は、世界遺産の「アイット=ベン=ハドゥ」。

土色の建物が連なるクサル(要塞化された村)は、想像以上にスケールが大きくて圧倒されます。


丘の上まで登ると、茶色い村と広がる大地が一望できました。


聞けば『グラディエーター』や『ゲーム・オブ・スローンズ』などのロケ地になった場所だとか(正直どっちも観たことないけど)。

その日の夜は、途中の町で一泊。朝から車で走りっぱなしだったので、ベッドが妙にありがたかったです。

ツアーの車はさらに東へ。

途中で立ち寄ったティンジルでは、断崖絶壁に囲まれた美しいオアシスが待っていました。


その後、再び乾いた道を進み、立ち寄ったのは「カナート」と呼ばれる古代の地下水路。


かつては砂漠の人々の命を支えていた水の通り道で、今もその一部を歩いて見学することができます。

地中に差し込む自然光に照らされながら、地下のひんやりとした空気に包まれる体験は、なかなか得がたいものでした。
そしていよいよメルズーガへ到着。
広大な砂丘の手前では、すでにラクダたちが私たちを乗せる準備を整えて座っていました。

人生初のラクダライドです。
乗り降りの瞬間はかなり揺れるものの、だんだんとその揺れにも慣れてきて、いつしか異国の旅情にどっぷりと浸っていました。

どこまでも続く砂丘。風の音だけが響いていて、あまりの静けさに少し怖くなるほど。

夜はテントでタジン鍋の夕食。

そのあと、現地のガイドたちが太鼓をたたいて音楽タイムがはじまり、みんなで手拍子。

満天の星空の下、火を囲んで過ごした夜は、一生モノの思い出です。
翌朝、まだ薄暗いうちに起きて、砂漠から昇る朝日をぼーっと眺めました。
旅の疲れもすべてリセットされたような、静かで清々しい時間でした。

