旅行の日程が決まり、いよいよ準備スタート。
「備えあれば憂いなし」は、時に要注意。
あれもこれもと詰め込んでしまうと、カバンはあっという間にパンパン。
しかも、荷物が重いと、観光も移動も本当に疲れてしまいます。
バックパック旅行を経験して断言します。
荷物は、絶対に軽い方がいい。
心配性だった私は、初めてのバックパック旅行で詰めすぎて大失敗。
旅の途中からカバンを背負うのが嫌になり、せっかくの観光も全力で楽しめなくなりました。
そんな悲しい事態を避けるためにも、旅の荷物は厳選して、
できるだけ身軽に動けるようにしたいもの。
大丈夫。貴重品以外は現地調達でなんとかなります。
忘れ物を恐れすぎず、気楽に準備しましょう。
この記事では、52日間(フランス→ポルトガル→ロシア→イスラエル→モロッコ→スペイン)を旅した実体験から、リアルな持ち物リストを公開しています。
ホテルではなく、ホステル・ゲストハウス中心の節約旅行向けの内容となっています。
ブランド名や詳細リンクもできる限り添えていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
海外一人旅|持ち物リスト【全体編】
バッグ類
メインバッグ+サブバッグを使い分けるのが基本。
荷物が増えたとき用に、コンパクトに畳めるバッグも持っておくと安心です。
アイテム | ポイント |
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キャスター付きバックパック | ソロツーリスト「アブロードキャリー43」使用。 43Lとちょうどいいサイズ感。 |
バックパック | PUMA製。ノートPCが入るポケット付き。 |
ショルダーバッグ | Manhattan Portage製。 一眼レフ収納用に使用。 |
キャリーオンバッグ(折りたたみ) | お土産や増えた荷物用。キャリーに固定できるタイプ。 |
補足:途中で荷物が増えたら、日本の自宅へ国際郵便で送るのも選択肢です
貴重品類
命より大事なものはありませんが、旅のトラブルを防ぐためにも貴重品はしっかり管理を。
アイテム | ポイント |
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現金(日本円・ドル・現地通貨) | 早朝・深夜着の場合は日本で両替しておくと安心。 |
パスポート | 残存期間チェック。国によって条件が異なる。 |
ボールペン | 出入国カードや税関申告書記入に必須。 |
ビザ | 渡航先に応じて取得要確認。 |
クレジットカード | 最低2枚持ち歩き。別々に保管。 |
国際キャッシュカード / デビットカード | 現地ATMで現金引き出しができる。 |
時計 | 防水タイプがおすすめ。NIXON愛用。 |
交通系ICカード / 電子マネー | 日本の空港移動や買い物時に便利。 |
航空券 / eチケット | 紙チケットなら絶対忘れずに。 |
各種メモ(保険連絡先など) | スマホだけに頼らずメモ書きも携帯。 |
証明写真 | パスポート紛失時、再発行に必須。 |
マストではないがあると便利なもの
アイテム | ポイント |
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国外運転免許証 | 国際運転の予定がある人は。 |
プライオリティ・パス | 空港ラウンジ利用ができる神カード。 |
マイレージカード | マイルは積み重ねると大きな力に。 |
KIX-ITMカード | 関空・伊丹空港ユーザーはぜひ。 |
学生証 | 世界各地で学割が使える。 |
旅のコツ:
カード会社の緊急連絡先は紙で控え、オンラインストレージに写真保存もしておくと安心。
(※設定次第で個人情報流出リスクがあるため、必ず自己責任で管理)
また、eチケットはオフライン閲覧用にスクリーンショット保存しておくのがおすすめです。スムーズにwifiが接続できない空港は意外と多いです。
衣類
旅先で毎日違うコーデをする必要はありません。
動きやすさ重視、洗いやすさ重視で、3〜4日分を目安に厳選しましょう。
アイテム | ポイント |
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トップス | 手洗いできる素材をチョイス。速乾性◎。 |
ボトムス | 動きやすいパンツや、ロングスカートも便利。 |
防寒着 | 薄手のウィンドブレーカーまたはカーディガン。 |
パジャマ | ブラワンピースガおすすめ。 |
下着 | ブラトップが旅のミカタ。 |
靴下 | 速乾タイプを1〜2足で回す。 |
着圧ソックス | 長時間フライト・移動時のマストアイテム。 |
モコモコ靴下 | 機内やエアコン冷え対策に。 |
水着/サーフパンツ | ビーチ・温泉・宿のプール用に。 |
ポイント:
「3〜4日で洗濯する」と割り切ると、持ち物がぐっと減ります!
靴
靴選びを間違えると旅の満足度が下がります。
「軽い・濡れてもOK・履き慣れている」この3拍子が揃った靴をチョイスしましょう。
アイテム | ポイント |
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スポーツサンダル | 街歩きにもリゾートにも対応できる万能選手。 |
エスパドリーユ | スニーカー代わり。軽い&通気性バツグン。 |
ビーチサンダル | シャワールーム用必須アイテム。 |
バレエシューズ | ドレスコードが必要なレストラン用に一足。 |
補足:スニーカーは重い・かさばるので持っていかないという選択肢もアリです。
洗面用具・化粧品
洗面グッズもコンパクトにまとめるのが旅上手への第一歩。
「最初の数日分だけ持参、あとは現地調達」でOKです。
アイテム | ポイント |
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シャンプー・リンス | ミニボトルに詰め替え or ホステル備え付けを利用。 |
ボディソープ | 固形石鹸は水切れが悪いので液体がおすすめ。 |
洗顔フォーム | 小さなチューブでOK。 |
ボディタオル | 速乾性◎な手ぬぐいが一押し。 |
カミソリ | 機内持ち込み制限に注意。小型のものを。脱毛しておくと楽。 |
クレンジング | クレンジングシートが便利!場所を選ばず使えます。 |
化粧水・保湿クリーム | オールインワンジェルひとつで完結させる。 |
歯ブラシ・歯磨き粉 | 旅行用ミニサイズを。歯磨き粉は現地購入も可。 |
日焼け止め | 紫外線が強い国では必須アイテム。 |
現地のスーパーでもメイベリンやREVLONなどおなじみのブランドは手に入ります。
あれこれ詰め込みすぎず、必要最低限だけ持参するのがおすすめです。
注意点:
荷物を受託手荷物にせず機内持ち込みにする場合、液体物は100ml以下に制限されるので注意しましょう!
日用品
アイテム | コメント |
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眼鏡・コンタクト・ケース | 保存液は現地調達でOK。最初の分だけミニボトル持参。 |
常備薬 | 飲み慣れた風邪薬・鎮痛剤・ビタミン剤を少量。 |
マスク | 乾燥する機内やホコリ対策に。 |
ウェットティッシュ | 水道がない場面で活躍。除菌タイプが◎。 |
爪切り | 意外と海外で手に入りにくいので持参推奨。 |
フェイスタオル/バスタオル | 速乾タオルがおすすめ。コンパクトで乾きも早い。 |
生理用品 | 最低限でOK。現地でも調達可能。 |
洗濯ロープ | ベッド周りに張って簡易物干しに。 |
洗濯ネット | 下着などをまとめて管理。安全対策にも。 |
洗濯バケツ | 洗濯機のない宿でも手洗い可能に。折りたたみ式が◎。 |
ハンガー(首回るタイプ) | 干しやすさが段違い。あると便利。 |
ヘアドライヤー | 海外対応の軽量タイプを推奨。 |
S字フック | シャワールームやドミトリーで活躍。 |
ジップロック | 濡れたもの、食料、薬類の仕分けに万能。 |
ダイヤル式南京錠 | バックパックやロッカーの鍵に。 |
ワイヤー | バックパックをベッドに固定、防犯対策。 |
折りたたみ傘 | 晴雨兼用。軽量&コンパクトタイプがおすすめ。 |
日用品は基本、日本の100均で軽くてコンパクトなものを揃えるのがコツ!
電子機器編
持ち物 | メモ |
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携帯電話 | SIMフリーのiPhoneを使用。SIMカード取り出しピンも携帯しておくと便利。 |
ノートパソコン | MacBook Air(13インチ)。ブログ更新や写真整理用に。 |
タブレット | iPad mini(7.9インチ)。電子書籍や地図アプリ用。 |
カメラ・SDカード | SONYミラーレス一眼α6000とGoPro5を使用。旅の記録に。 |
各種充電器 | スマホ・カメラ・PCそれぞれ対応のものを忘れずに。 |
モバイルバッテリー | 移動中や停電時の必需品。容量が大きめのものがおすすめ。 |
変換プラグ | 渡航先のコンセント形状を事前に確認して準備。 |
変圧器 | 基本的に海外対応機器のみ持参。必要な場合のみ。 |
延長コード・マルチタップ | 複数機器を同時に充電したいときに便利。必須ではない。 |
旅先でPC作業や写真整理がしたい人にはノートパソコンが必須ですが、特に目的がないなら持っていかない選択もアリです。機器が増えると荷物が重くなるだけでなく、盗難リスクも高まります。
データ保存には外付けHDDではなく、なるべくオンラインストレージ(iCloudやGoogle Driveなど)を活用するとスマートです。
その他 必要度が低いもの編
持ち物 | メモ |
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ガイドブック | 荷物になるため電子書籍版がおすすめ。紙の場合は必要なページだけ持参も可。 |
寝袋 | 空港や船で寝る場合に便利。必須ではない。 |
コイルヒーター&ステンレスマグ | 宿にケトルがない時や、衛生面が気になる場合に役立つ。 |
万能ナイフ | ワイン好きならコルク抜きがあると便利。無くても問題なし。 |
洗濯洗剤 | ボディソープで代用も可能。現地調達しやすいため必須ではない。 |
フォーク・ナイフ・スプーン | 機内食のカトラリーを再利用するのも一案。 |
このあたりのアイテムは「あれば便利だけど、なくても何とかなる」ものです。荷物をなるべく減らしたい場合は、必要性をよく考えて取捨選択しましょう。
地図については、出発前にGoogle Mapのオフラインマップをダウンロードしておけば、ネット環境がない場所でも安心して移動できます。
旅の身軽さを重視するなら、「現地調達できるものは持たない」が鉄則です。
まとめ
海外一人旅の持ち物リスト、いかがでしたか?
初めての旅だと「これもいるかも」とつい荷物を増やしてしまいがちですが、実際は荷物は少ない方が圧倒的に楽です。
忘れ物を恐れるより、身軽で自由に動けることを大切に。
貴重品だけしっかり管理しておけば、その他のものは現地調達でも何とかなります。
「備えすぎ」より「ちょっと足りないくらい」でちょうどいい。
この記事が、あなたの旅支度の参考になれば嬉しいです。
素敵な旅になりますように!