2019年11月21日(木)パラグアイのアスンシオンにて
第10回FIFAビーチサッカーワールドカップが開幕しました。
各地域の予選を勝ち抜いてきた16カ国のチームが4組に分かれグループリーグで戦います。
ノックアウトステージに勝ち上がれるのは各グループ上位2チーム。
決勝戦は12月1日(日)に行われます。
グループステージ3試合を観戦してきましたので現地の様子をお届けします。
試合の様子は様々なメディアや動画サイトで見れると思いますので、
それ以外の情報を主にお届けしたいと思います!
第10回FIFAビーチサッカーワールドカップ
アクセス
アスンシオンのシルビオ・ペッティロッシ国際空港から
車で約20分ほどの距離にあるBeach Soccer Stadium
この大会のために作られたスタジアムで出来たばかりなので
Google MapにはBeach Soccer Stadiumで検索してもまだ出てきません。
TAXIやUberの運転手さんにはParaguayan Olympic Committeeに行きたいと伝えるといいです。
エントランス
エントランス横にATM有り。
チケット
W杯の観戦にはチケットが必要です。
前売り券はFIFA公式チケットサイトから申し込み可能ですが、
スタジアムの横のチケットブースでも入手することができます。
チケットブースのオープンは午後3時。
公式サイトですでにSOLD OUTになっていても当日券は別枠でありました。
1枚のチケットで1日中試合観戦が可能。
グループステージで満席近くになったのは
開催国パラグアイの夜遅い時間帯の試合のみで、
それ以外はさみしいほどガラガラでした。
決勝トーナメントから本格的に観客が増えると思われます。
チケットには無料のGeneral Public Ticketと有料のHospitality Ticketの2種類あります。
HospitalityTicketを購入するには身分証明証(パスポート)が必要です。
インターネットで事前に申し込んだ方は携帯画面のE-tickeで入場できます。
入場/セキュリティチェック
FIFA公式サイトにも記載されていますが、飲み物の持ち込みは禁止となっています。
入場ゲートで手荷物検査があります。
しかし!
荷物チェックでペットボトルが明らかスタッフの視界に入ってるのに
内緒だよ?的な感じでウインクされてそのまま通されました。
おいおいおい、これが危険な液体だったらどうするんだ!
と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
スタジアムの前のゲートでももう一度チェックがあり
「ペットボトル持ってない?」と聞かれましたが、
「持ってない」と答えるとカバンの中を開けることもなくそのままスルーされました。
ゆるい、ゆるいです、パラグアイのセキュリティチェック。
FAN ZONE
ゲートをくぐるとそこはFAN ZONEとなっています。
ライブが行われる特設ステージやボールを使って遊べるエリア、飲食ブースなどがあります。
飲食を楽しみたい方は、まず金券を購入し、金券をお店に渡すという形になります。
フードメニュー
ドリンクメニュー
パラグアイの通貨はグアラニー。G.10,000で約168円です。
こちらはアサードとよばれる南米料理。1本G.10,000でした。
スタジアム
収容人数は3,150人。屋根はメインスタンドのみ。
一般席と有料席ともに座席の指定はなく、早いもの順で自由となっています。
スタジアム1階ではドリンクの販売もしています。
Hospitality Ticketを持っている人はVIPエリア前でチケットを提示してリストバンドをもらいます。
このリストバンドをつけていれば、VIPエリアを出てもまた入ることができますが、
途中からこのリストバンドをチェックする係りの人がいなくなっていて、
やはりチェックが甘いパラグアイです。
VIPエリアでは、フリードリンクや軽食を楽しむことができます。
クッキーやフルーツなどがありました。
飲み物はソフトドリンクとアルコールドリンクがありますが、
アルコールドリンクは観客席に持っていくことはできません。
ソフトドリンクはOKです。軽食もOKです。
メインスタンドは屋根があるので一般席よりかなり涼しいです。
日中は35度以上あるパラグアイ。
日が落ちるのはちょうど第2試合が終わる頃(19時前)。
また、メンバーリストの配布もしていました。
11月21日(木)日本第一試合:vs パラグアイ
日本の第1戦は開催国のパラグアイ。
日本人サポーターの姿はちらほら見かけましたが、かなり少数。
完全にアウェイでした。
しかしそんな中でも勝利をおさめてくれた日本代表に感謝です!
11月23日(土)第二試合:vs アメリカ
第2戦目は対アメリカ。
「第一試合も来てましたよね~?」みたいな感じで
日本人サポーターがお互い意識して話しかけるようになり
2戦目は集結して応援することができました。
こちらの大使館や日系企業で働かれている方が多かったです。
ちなみに日本代表のエスコートキッズを務めてくれているのは日本人のお子さん。
通っているサッカースクールでエスコートキッズの募集を
しているのを知りやってみたいという流れになったそうです。
今までビーチサッカーを観たことがなかったそうですが
パラグアイ戦を観てすっかりビーチサッカーの魅力の虜になっていた模様。
サッカースクールのお友達も一緒に日本の応援をしてくれました。
試合終了後はみんなで日本代表の出待ちを。
試合でお疲れの中、選手や監督みなさん嫌な顔ひとつせず
ファンサービスに対応してくださいました。
逆に選手の方から「おすすめのごはん屋さんってありますか?」
と気さくにパラグアイ在住サポーターに話しかけていた姿が印象的でした。
日本代表バスが去った後、
「ラモス監督やオズ選手みたいな凄い人とこんなに普通に
話せるなんてスゲー!!!!」と目をキラキラと輝かせ興奮気味に話してくれた男の子もいました。
11月25日(月)第三試合: vs スイス
第3戦目は一位通過をかけた戦いのスイス戦。
平日の夕方ということもあり、前回より日本人サポーターは
少し減ってしまいましたが、それでも集まったメンバーで一生懸命応援をしました。
ダイソーで大量に購入したハチマキもバラまいて近くにいた海外サポの方も巻き込みました。
スイスという強豪国でしたが日本が見事に試合を制し
グループステージ全勝で一位通過を決めました。
勝利という最高のプレゼントをありがとうございます。
この勢いで勝ち進み、表彰式で日の丸がのぼるのを楽しみにしています。
頑張れ!ラモスJAPAN!
最後に
今までビーチサッカーという存在すら知らなかったけど
W杯のニュースを見て関心を持つようになったという方が多くいらっしゃると思います。
しかし、「正直ラモス監督以外わからない」というのが本音ではないでしょうか。
ビーチサッカー世界年間ベスト5に通算5回も選ばれている選手がいたり、
40歳でまだまだバリバリ現役の選手がいたり、
9回連続でW杯に出場している選手がいたり、
ビーチサッカー日本代表には実は凄い選手がたくさんいます。
出身が同じ選手や、自分が住んでいる地域のクラブに所属している選手を
探してみると親近感がわいて試合をもっと楽しめるかもしれません。
W杯出場代表メンバーのリストはこちら↓↓
JFA.jp 招集メンバー/スタッフ
最後の最後に
今回のW杯は地球の裏側ということもあり
日本から来ているサポーターはごくわずかで
現地の様子が日本にはなかなか伝わってこないのが現状です。
そんな中、ビーチサッカー界を盛り上げたいと
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