初めてのバックパック旅行、一体どんなカバンを選べばいいのか、迷いますよね。
私もそうでした。心配性の私は「少し大きめが安心」と思い、結果的に重すぎるカバンを買ってしまい……。旅の途中でカバンを背負うのが億劫になり、思いっきり観光を楽しめなかった苦い経験があります。
そんな事態を避けるためにも、カバン選びは慎重にしてほしいもの。
今回は、52日間旅を共にしたバッグのレビューをお届けします。
スーツケース?バックパック?どっちがいい?
「バックパッカーになるぞ!」と意気込んでいた私ですが、結論から言います。
バックパックはおすすめしません。
私の初めてのバックパック旅(ドイツ3週間)では、荷物が多すぎたのか、フィッティング調整が悪かったのか、肩と腰を痛めてしまい、途中から旅そのものが辛くなってしまいました。
じゃあ、スーツケースがいいの?
いいえ。
私が選んだのは、キャスター付きバックパックです。
選んだのは「ソロ・ツーリスト|アブロードキャリー」
私が購入したのは、ソロ・ツーリスト(ヴァリュウ物産株式会社)の「アブロードキャリー」。
旅人なら誰でも知っている『地球の歩き方』と共同開発した商品もある、信頼できる旅行用品ブランドです。

キャスター付きバックパックが最高だった理由
- バックパック:背負い続けるのが大変
- スーツケース:石畳や未舗装道路で転がすのが大変
キャスター付きバックパックは、この両方の問題を一気に解決してくれました。
しかも、背負うときに使うストラップは収納できる仕様!
背負わなくていい――これがどれほど体力的・精神的に楽だったか。
石畳が多いイスラエルや、舗装されていないモロッコでも、コロコロで問題なし。
キャスターは一度も壊れませんでした。
「じゃあ普通のスーツケースでよくない?」と思うかもしれませんが、
“いざとなれば背負える安心感”があるのが、キャスター付きバックパック最大の魅力です。
メリット①肩や腰の負担が少ない
海外旅行は想像以上に「荷物を持って歩く」時間が多いです。
空港、駅、ホテルまで、距離も長く、移動も大変。
バックパックだと、電車やバスの乗降時に肩から下ろしてまた背負う……この動作が地味に腰にきます。
キャスター付きなら、コロコロ引くだけ。
少し腕は疲れますが、肩・腰へのダメージに比べたら全然ラクです。
メリット②防犯性が高い
バックパックは後ろに背負うため、視界から外れます。
ヨーロッパなどスリの多い地域ではかなり危険。
(私もバルセロナでリュックから財布を盗まれた経験があります……全く気づきませんでした)
キャリーなら常に目に入るので、防犯意識を保つ負担が減ります。
メリット③荷物の整理がしやすい
ソロ・ツーリストのアブロードキャリーは、ファスナーが大きく開き、荷物の出し入れがとてもスムーズ。
また、狭い宿でも広げやすいのが地味に最高です。
スーツケースは「パカッ」と開くので広いスペースが必要ですが、バックパック型なら半分のスペースでOK。
アブロードキャリーの良い点と悪い点
良い点

悪い点
内ポケットが深く、底の小物は取り出しにくい
(重要書類を入れる程度にしておくと◎)

使用感について
私は43Lのブラックを購入(身長158cm)。
57Lは大きすぎると感じたので、小柄な方は43Lがおすすめです。

キャリーオンバッグをかけています(黒同士で見えづらいですが……)。

可能であれば、お店で実際に手に取って、背負った感覚を確認してみると安心です。
高身長の方は「ハンドルが短い」と感じることがあるようなので、特に注意です。
さいごに
「背負うことがなかったら無駄では?」と思うかもしれませんが、
いざというとき背負える安心感は、何にも代えがたいものでした。
雨の日には片手に傘、もう片手を空けるために背負う。
そんなシチュエーションにも対応できるのは大きな強みです。
石畳の上でも、ガタガタ道でも、頑丈なキャスターは一度も壊れませんでした。
シンプルなデザインも気に入っているので、これからも長く使い続ける予定です。
